大食いモンスター

これまで、全くの健康人が鬱病になり気晴らしにスキーに行くも骨折、入院生活で得た事

看護師、介護士になる人の気持ちが分からん

朝は雪がちらほら。そして夕刻から雨に。このような時は、翌日、路面凍結して転んで救急搬送されて来る人が多いらしい。東京は。

私の病室も、婆様が退院して2つベッドが空いてるから、明日、その手の患者が来るかも。

私は順調に回復して、今日から松葉杖で院内を歩く許可。f:id:clerkcoco:20230210191030j:imageやっと、気兼ねなくトイレに行ける。やはり、トイレの度にナースコールは気を使う。でも、気を使わず、どんどん呼んでくださいと笑顔で言う。でも気を使う。

トイレはどのくらい時間がかかるかなんて、本人ですらわからない。その間、看護師さん、介護士さんはずっと待ってる。気の短い私にはぜーったい出来ない仕事だ❗️

でも、みんな、明るい笑顔でよく動くし、歩みの遅いお年寄りにも合わせて付き添う。f:id:clerkcoco:20230210191158j:image

そして、私には大いなる偏見があった。

介護の仕事をする人は、他にスキルがなくて仕方なく就てるのだと言う偏見。

とんでもない!

みんなイキイキとやり甲斐を感じ、その仕事に誇りを持っている事をひしひしと感じた。

そして、看護師は医学的知識があるから、汚い仕事は介護士がやると言う、とんでもない思い込みもあった。

今日、さっそく松葉杖で廊下を歩いてたら、大量の尿の入った尿瓶を「汚物庫」なるところへ処分しに来た看護師さんとすれ違った。f:id:clerkcoco:20230210192728j:image

私が、術後5日間、便がでず、浣腸して、ベッドに寝たまま、オムツに出した大量の便を処理してくれたのも看護師さん。

筋肉が衰えて、力む事が出来ないお年寄りには、指を肛門に突っ込んで(もちろん手袋はするけど)便をかき出すのも看護師さん。

でも、病棟は明るい声で溢れてる。

食事の配膳は看護師さん、介護士さんが一緒に行う。患者一人一人の名を呼んでベッド脇のテーブルに乗せてくれる。f:id:clerkcoco:20230210193742j:image食べ終わった膳も、看護師、介護士一緒に下げて、上下関係は感じられない。

私にはとても務まらない。世の中にはこんな天使のような人たちが働いている事を、入院しなかったら一生知る事なく、偏見を持ったままだったろう。

この大怪我は不運ではなかった。と改めて感じる。

感謝の気持ちであふれてる。