2023年1月14日
のちに囚人Aなるとも思わず意気揚々と某スキー場のリフトに乗り込む。
すべり滑り出し好調‼️天気にも恵まれ、雪質も良く「最高〜」と後に囚人Aとなるとも知らずに楽しむ。
その後、悪夢が😱
スノーボード🏂の青年と激突。その時の様子を同行者の青年が描いてくれた。この時、右のスキー板は外れて、膝関節で「グリっ」と鈍い音を感じた。
スノーボード🏂の青年も転んで「すみません。大丈夫ですか」と言いながら何度も頭を下げた。良識的で何とも感じの良い青年。
「大丈夫🙆♀️大丈夫🙆♀️」と言ってその青年とは別れた。こんな転び方、しょっちゅうしてるから本当に大丈夫と思っていた。
スキー板を履こうとするが、足に力が入らない。ビンディングを思いっきり踏めない。何とか手でスキーブーツを押して板に収まった。
緩斜面に出るまでは、滑らずに、足の様子を窺いながら斜面を垂直に横歩きで降りる。その間、仲間の1人がずっと付き添ってくれていた。全く気付かなかった。無言の優しさに感謝。
やっと緩斜面になったところで、向きを水平に滑ってみると、ボーゲンで滑ることができた。ボーゲンを保つ限り、全く痛みは感じなかった。単なる打撲だなと思った。
昼食も、カレーライスを大盛りで食べ、その後もリフト終了まで緩斜面で何度も滑り、夕焼けが綺麗だなんてリフトから写真を撮りストックを落下させ、それを探すほど余裕。
足を引きずりながらも何とか歩いて、その後、駅前の人気居酒屋へ。楽しく飲食。
満席で超忙しいおやじさんに超面倒な注文をする。懸命に超面倒な注文に応じるステキなおやじさん❣️
お腹いっぱいになったところで新幹線に乗り込む。
在来線に乗り換えの階段で激痛を感じるも、手すりに捕まり下る。
自宅は最寄駅から徒歩3〜4分だが、10分くらい時間をかけて無事帰宅❗️
内出血も見られないし、大丈夫でしょって、就寝。
1月15日 出頭
大して痛くもないので、このまま逃走しようかと思ったが、念のため近所の務所に出頭。
取り調べの後「レントゲンの刑」を受ける。それを見た医務官が
「こんなんで、良く帰ってこれたもんだ。こんな状態、その場で緊急逮捕、地元の務所に拘束され、刑罰を受ける事になってたはずだ。」
と、言って、両脚を見比べさせると右膝がぱんぱんに腫れてるのが良く分かり、大量の血液が膝を守ろうと集まっていたのを注射器で抜く刑罰を受けた。
その医務官は日曜日の非常勤との事で、17日に自主を勧められる。
1月17日 自主
1日がかりで、飯の時間も与えられず検査と取調べの連続。テレビドラマの「カツ丼」は嘘だったんかい💢
そして、18時に判決。禁錮刑3週間、執行猶予20時間。
罪状及び刑罰は、かようなものであった👇
1月18日 逮捕
翌18日14:00 逮捕 その場で勾留。囚人Aとなる。
すぐに囚人服に着替えさせられる。大顔効果マスク。腕には、囚人の罪状などを記録してあるリストバンドをはめられる。簡単には外せない仕様
2月19日 10:00 刑罰執行
囚人Aは車椅子で刑罰執行室に連行される。ガチャガチャと金属音のする執行室で、車椅子は、処罰台の脇に付けられ、乗り移るよう命じられる。座ったまま、口径30㎝程のパイプを口に突っ込まれる。もわっと得体の知れぬガスが流れてくる。「こ、これは毒ガスか!もはやこれで終わりか」と思う間も無く意識が無くなる。
約3時間後 刑罰終了
「わかるか?起きろ!」と肩を何度も叩かれる。しかし、目が半分も開かない。刑罰が終わったらしい。ストレッチャーに乗せられ移動させられてるのは分かるが、意識はもうろうとして何が現実なのかわからない。
翌日、意識が完全に戻ると鼻から腕から色々な管が刺されており「なんと言う辛い刑罰だ」と嘆いた。足は完全に固定。しかも、オムツではないか!
しかしながら、看守は皆、優しく、そして美人が多い。なぜだ?と思ってたところへ刑罰執行官が現れた。
「靭帯骨折だけでなく、半月板も両側完全に切断されてる二重の罪で、禁錮刑は5週間に延長す」と言って去って言った。
そ、そんなぁ😱 しかし受け入れるしかない囚人A
オムツ刑の囚人A。刑罰中になぜピースするか✌️
約一週間、屈辱のオムツ刑からようやく解放されるが、トイレには看守が車椅子で連行。この刑罰の方が辛い。ボタンを押して看守を呼ぶのは物凄く気を使う。
逮捕から2週間後
入浴を許される。その後、週に2回の入浴。シャワーのみで、時間は30分以内。それでも、囚人にはありがたい。
1月31日 新たな刑罰
務所の生活にも慣れて、1回目の刑罰の痛みも和らいだ時に、2回目の刑罰。
足に「DON JOY」なる装具で締め付ける刑罰。これは、痛くて2日間寝込んだ。
しかし「慣れ」とは恐ろしいもので、3〜4日経つと痛みを感じなかなり、ここから囚人Aの早期釈放への尽力が始まる。
リハビリの刑
リハビリ指導官による刑罰が始まる。リハビリ刑場の様子👇
高齢の囚人は、ここでの刑罰が辛い辛いと電話で家族に話してたが(務所ではベッド上の電話はOK)囚人Aは物足りないくらいである。
なので、自主的に刑罰を科した。
ベッドの手すりで上半身を鍛える👇DON JOYを装着しての腹筋👇務所内でひたすら歩行訓練👇松葉杖をダンベルにして上腕の筋トレ👇
使えるものは何でも使って身体を鍛えぬいた。
出された食事をは全て平らげた。このように配給される飯を「カフェ風」に盛り付けをアレンジして密かに楽しんだ。米一粒、煮汁の一滴すら残さず食べた。彩りの葉まで食った。
2月18日 釈放
その甲斐あって、囚人Aは模範囚として、判決より6日早く釈放されたのであった。
かすかに腹筋が割れてる……気がするだけ
今回のスキーを催行したリーダーが囚人にしてしまったことに責任を感じて、たびたび連絡をくれた。ありかたいことだ。彼に責任など全くない。
この囚人Aは、自己流で滑ってきたので「正しい転び方」を教わらなかったが故に、重罪となったのだ。
今や、元囚人Aは、楽しい思い出をありがとうと言う気持ちでいっぱいだ。
補足
刑罰執行官(担当医師)、看守(看護師)他、介護士、栄養士、調理スタッフ
務所(病院)の皆様に心から感謝いたします。